「普通」のレールを外れた、その先で見つけたもの。
はじめまして、テトラです。 2026年4月から、エンジニアとして新しいキャリアをスタートさせます。
僕の履歴書には、他人から見れば「空白」に見える5年間の月日があります。 高校時代の不登校、引きこもり、半年間に及ぶ昏睡のような日々、そして、唯一無二の親友・山本の自死。
20代の前半、僕は社会という舞台から降り、自分の内側にある深い闇を彷徨い続けていました。
止まってしまった時計と、親友の遺した言葉
高校時代、伝統校の重圧といじめの中で僕の心は壊れました。 陸上部で雨の中、泥だらけになって走りながら、「自分なんか消えてしまえばいい」と願っていたあの頃。世界はモノクロームで、呼吸をすることさえ苦痛でした。
一度目の大学入学後、僕は半年間、眠り続けました。 自分が誰なのか、何のために生きているのかがわからなくなり、都心の水辺を幽霊のように歩き回る夜。
そんな僕を現世に繋ぎ止めていたのは、中学からの友人・山本との時間でした。 彼と交わした言葉、一緒に見たアニメ、そして最後に交わしたキャッチボール。
しかし、彼は「壁打ち」という言葉を遺して、自ら命を絶ちました。
自らを解体し、再構築するプロセス
友の死は、僕に「絶望のモラトリアム」を終わらせることを突きつけました。 「かわいそうな自分」という殻に閉じこもり、痛みに陶酔していても、失われたものは戻ってこない。
僕は、自分自身を一度バラバラに解体し、ゼロから積み上げ直す決意をしました。
5年遅れで学び直し、数学や、論理の世界に再び足を踏み入れました。今度は、誰かに強制されるのではなく、自分の意志で。
その過程で見つけたのが、**「プログラミング」**という新しい言葉でした。
なぜ、エンジニアなのか
エンジニアという仕事は、指先から新しい「仕組み」を生み出すことができます。 実体のない不安に怯えていた僕は、コードを書くことで、この世界に確かな手触りを感じるようになりました。
論理的であることは、時に冷たく感じられますが、僕にとっては救いでした。 正しく書けば、正しく動く。 その裏切らない世界が、不安定だった僕の心を支えてくれました。
このブログで伝えたいこと
このサイトでは、主に二つのことを綴っていきます。
- 絶望のモラトリアム(エッセイ): 僕がどうやって暗闇を歩き、友を失い、それでも生きることを選んだのか。その記録です。過去の僕と同じように、レールを外れて途方に暮れている誰かに届くことを願って。
- 技術と再生のログ(技術ブログ): 27歳、未経験からエンジニアとして成長していく過程。5年の遅れをどう埋め、どう自分をアップデートしていくかという挑戦の記録。
4月からの僕、そしてあなたへ
僕は今、地元の海を眺めながら、新しい生活への準備をしています。 僕の心の中には、今も「山本」という欠落があります。 その欠落を埋めるのではなく、抱えたまま、僕は僕の人生を歩いていきます。
もし、あなたが今、暗闇の中にいるのなら。 「5年遅れても、人は自分を再構築できる」ということを、僕の姿を通して感じてもらえたら嬉しいです。

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